■子供スクール-「出遇い・発見・感動!!」-
能量寺では子供スクールを石狩のお寺三ヶ寺の協力により1990年より始め現在まで夏は25回、冬は20回を数えます。
毎年、近隣の子供たちがお寺に集まり大人、学生と一緒に生活をします。夏は総勢約80名、冬は約60名の大所帯になります。スクールの期間中、様々な遊びをして過ごします。夏に開かれるサマースクールでは海水浴や町中を探索するウォークラリーに炊事、そして肝試しなどをします。冬のウインタースクールでは雪遊びに雪像作り、特大かるた大会や凧を作って飛ばしたり。
発足当初から大切にしていることがあります。それはテーマと教化目標とスタッフです。テーマは『出遇い・発見・感動』教化目標は『子供と共に生活し、共に学ぶことの喜びをあじわおう』スタッフたちの行動三原則なるものがあり『汗かく、恥かく、頭かく』。そしてスタッフ。当寺の住職でもある校長先生がプログラムを担うディレクターとスクールの中心となるキャプテンを決めます。そしてスクール卒業生の社会人、大学生や幼稚園保育園の先生を目指す学生たちがチーフやインストラクターを勤めます。そして高校生は子供たちに何人かの班になってもらい班のリーダーとして活躍します。子供達にどう楽しんでもらおうとキャプテンを中心にみんなで内容を決めます。毎回キャプテンにスローガンを作ってもらい、その年のスクールカラーとなってゆくのですが、毎回大変印象に残る子供スクールとなっております。新しいお友達がたくさん出来ます。世代年代を超えた生活のなかで学ぶ、お寺の学校『子供スクール』に一度遊びにいらしてください!!
■石狩大谷子供劇団「碧い海」
お寺では様々な教化活動をしております。その中で子供たちと共に演劇を創ることを通して『出遇い・発見・感動』をあじわいながら、豊かな個性と関係を育んでゆくことを目的とした子供劇団『碧い海』という活動を続けております。
『碧い海』は平成7年より活動を続けており、一年に一度、地域の方々や保護者、友人を招き大きな舞台での公演をいたしております。それに向けて週に一度、石狩市の公民館やお寺で稽古練習をしております。現在では演劇ワークショップへの参加や演劇鑑賞、またプロの演出家を招いてのワークショップ、色々な要素を取り入れ創作をしております。ここ近年には原作から自分たちで脚本を起こしたり、オリジナルの作品を作ったりと子供たちの自由な表現を大切にした演劇を目指して活動をしております。私たちの活動に興味のある方はいつでも見学にいらしてください。
■石狩・カウアイ友朋協会
能量寺では、石狩管内の9ヶ寺とともに、ハワイ州カウアイ島地域と石狩管内地域との交流をするための団体、「石狩・カウアイ有朋協会」を設けています。
1996年(平成8年)に設立し、カウアイ島ワイメア東本願寺を拠点として、ハワイ住民と石狩地域住民との文化交流や、ハワイ先住民「カナカマウリ」と北海道先住民「アイヌ」との先住民交流、また会員の研修会などを行っております。1997年1月から始まった青少年の派遣事業、98年6月から始まったカウアイからの訪問団受入は毎年交互に多数の人々との交流を重ねてまいりました。特にボランティア意識の高い青年には、費用を負担して経験をしていただいておりますので、多数の青年交流ができたことと確信しています。あわせて、私達が見落としがちな北海道先住民の「アイヌ」の方々のことを学ぶ機会ができたこと、多くの「アイヌ」の方々との親交ができたことも貴重な経験となっております。その交流がもととなり、2008年(平成20年)の能量寺開基150年・本堂落慶法要には、ホノルル東本願寺、ワイメア東本願寺、ハワイ先住民等、20人を超える方々が能量寺に参拝されました。
現在、数年間は事業見直しのため相互の派遣は中止しておりますが、それぞれに出遇った若者の結婚式や個人的な訪問など、毎年出遇いの場を持っております。興味のある方は、ぜひ一度お寺に来てください。
-私たちの誓い-
私たちは両地域の交流をとうし
同朋精神にたって
社会的・民族的・環境的諸問題を共に学び
友情を深め
自らの人間性に出遇うことを
あゆみとする
■雅楽の会
能量寺楽所「尚楽会」は、能量寺の楽僧として法要への出仕と雅楽の普及を目的として平成19年11月に結成されました。平成20年の能量寺開基150年記念法要を初舞台として以後、毎年の報恩講や各種のイベントにて演奏しております。現在は毎月一度、講師の指導の下、お寺にて、練習を重ねております。
■各種研修
ご家族やグループ、または個人で仏教の研修を承ります。
1日や1泊などご希望に応じた研修会を実施いたします。
事前にご相談下さい。
-実施例-
毎年6月頃に地方よりスポーツ団体様が来寺され、宿泊研修を行っております。
法話、お経、鐘つきなどを体験いただいております。
-僧侶養成-
仏教に生きる決意のある方は、真宗大谷派僧侶として得度することができます。
得度すると、能量寺所属の僧侶として各種行事に参加することができます。
また、常勤僧侶としての道も開けます。
-第一歩-
お寺での実務研修、法要のお手伝いからがスタートとなります。
■農園キャンプ・ライダーハウス
能量寺は1989年から毎年、中高生が宿泊しながら交流する「子供サマースクール」を実施していおります。この子供スクールに参加した若者たちから「再び仲間が集える場を」との声が上がり、飯尾住職が1999年、寺の境内地の空き地を利用したキャンプ場造りを提案し実現いたしました。
当時は空き地は笹が生い茂り、開墾は苦労の連続、傷だらけにながらの作業でしたが、時間をかけながら手を入れていきました。土をいれ、芝生を張り、廃材を活用した畳敷きのバンガローとスーパーハウスを改造した宿泊施設。そのほか水場、ドラム缶風呂やバーベキューが出来る場所も作りました。バンガローとスーパーハウスはこのほどライダーハウスとして、芝生はテントサイトとして開放を始め、旅雑誌にも掲載され、口コミなどで利用者が増えてきております。リピーターの旅人も多いです。そのほか能量寺農園では、その名の通り、畑も作り、芋ほりや野菜の収穫をして、子供会の野外クッキング、若者の研修会に活用しております。
■手稲・石狩仏教青年会「倗々舎」
現代社会は様々な情報、物があふれかえっています。たしかに高度経済成長のおかげで物質的には豊かになったかもしれません。しかし社会の発展につれこれまで無かった諸問題も起こってきております。無縁、孤独、孤立。現代を象徴する言葉です。今自分たちの同世代の人の悩みは何か?そしてそこに自分たち同世代の僧侶にできることは何かないのか?そんな共通の思いから手稲1ヶ寺、石狩2ヶ寺の青年僧侶により手稲・石狩仏教青年会『倗々舎』はたちあがりました。年に3回の勉強会のほか、同世代との語り場「スクールぼうず」を開催し多くの人との交流をおこなっております。